【ローカル線完乗ものがたり】#1雄大な自然が心地よい!最北の路線「宗谷本線 旭川⇒稚内」
まえがき
2021/8/14/Sat
ここは真夏のピーク真っ盛りの北海道・旭川、この日ここ旭川駅から日本最北端・稚内駅が終着駅である宗谷本線に乗ってきたのでその模様をここに記したいと思います!
ちなみにこの宗谷本線、2年半前にも訪れていますがその際寝坊してしまい稚内まで行けなかったという苦い過去があります、今回そのリベンジでもあります。
記事の途中いくつかその際に関する記述がありますので上の記事を読んでからの方が
一層理解が深まるかなぁ~だなんて思ったり思わなかったり…
読んで!(本音)
なよろ号 名寄行 18:00発
えっ、18時発で稚内に行ける列車があるんですか!?
はい、期待させっちゃたらごめんなさい。
残念ながらいけません、今回はこの列車の終着・名寄で一泊して翌朝の始発で稚内へ向かいます。
今から乗車するのは快速列車の「なよろ号」の名寄行きです。
1時間弱の乗車となります。
ここで一泊、宗谷本線の都会駅!「名寄駅」
旭川から1時間弱乗車して名寄駅です。
19:14の到着になりました。
日が沈んでしまい景色がよく見えなかったのでここまでの写真はありません、しかし宗谷本線の絶景はこの先の区間と言っても過言じゃありません、ここから稚内まではたくさん写真がありますので乞うご期待。っと言ってもすぐ下だけどね、
眩しいぜ名寄駅!☆彡
(撮影ミスったとか口が裂けても言えねぇ…)
時間が時間だけれでもちと閑散としすぎてないかい?
古いタイプのダイソーがあってびっくり!
宿は3000円でこんな感じでした、質素だね。
ちなみにこの晩ホームシックな状態になってしまいました。
多分自分は地元から出れないなぁって思った名寄の夜。
しかし陽を見るとホームシックは消えていました。
夜になると何かと不安を感じてしまうという筆者の特性もあったのかな?
つまり夜に強い男になりたい、な~んて思った名寄の朝。
この稚内って文字を見るのに2年半も待ちわびてました…
稚内行きを逃したあの日から「稚内」のことを1日たりとも忘れた日はありませんでした…
いやうそ、ホントは3か月に一回ぐらい。
普通 稚内行 7:53発
こちらのキハ54という車両の車内は実に旅情を感じられる様な仕様になっています。
ただこのとき進行方向に対して背を向けている状態だったのがやはり気に入らない。
天気も快晴でものすごく心地よいです。
旅情むんむんなこの景色
美深駅です。
名寄市の次の町である美深町の中心部に位置するため少し豪華な作りです。
かつては美幸線がここから伸びていましたが民営化前の1985年に廃止となってしまいました。
初野駅
咲来駅
かつては分岐駅だった!「音威子府駅」
名寄から一時間弱で音威子府に到着。
音威子府は宗谷本線内でも行先に設定されるなど少し大きな駅ですが音威子府村自体は道内で人口が最も少ない町だったりとだいぶ小規模な村です。
なお後述する天北線に似たルートの国道275号線がこの村から伸びています。
なので交通の要な地域だったりもするのです。
音威子府で発車まで数分あったので少しホームに出てみました。
この夏らしい景色最高です…
さっき登場した天北線についてなのですが、かつて当駅からオホーツク海方面経由で稚内へ向かう天北線が出ていましたが、しかしJRになって間もない1989年に廃止となってしまいました…
天北線の他北海道には廃止となった路線が現路線の数を上回るほどあります。
自分も天北線などに乗車してみたかったなどと思いますが、その願いは叶う事はないです。だからこそそのような路線に神秘的なロマンをとても感じます…
宗谷本線の醍醐味! 「天塩川」
天塩川を沿うように伸びている宗谷本線では天塩川をまじかで見ることができます。
この天塩川冬になると雪降りしきり、川が凍ったりと上の写真とは全く異なる景色が見えるのだとか、冬景色の宗谷本線も見てみたいです…
天塩中川駅です。
ここは中川町の中心部に位置する駅なので少しデカいです。
2年半年前約束の地へ!「幌延駅」
幌延駅に到着しました。
幌延では20分ほどの停車時間があったのでホームに降りてきました。
さて小見出しにある約束の地のことですがちょっと説明しますと、
2年半前に寝坊しつつも旭川11時発の列車で北上をして行けるとこまで行こうとなったのですが旭川で宿を連泊していてその日に旭川へ帰らなければいけないということで旭川へ帰れる列車と行違うこの駅で下車したのです。
その際駅構内にある北緯45度線を示す看板にリベンジするぞという誓いを込めて足跡を残したわけです。
そして今にさかのぼる…
看板は健在でした。
さあ2年半前の誓いを果たす日が…!
涙なしでは見れない感動の瞬間である…(嘘
そういえば、
もう一つの約束は守れなかったそう、
終点まであとわずか!雄大な平原を拝む!
幌延を過ぎると天塩川とお別れし、牛さんが見えるような平原地帯を走り始めます
宗谷本線で唯一海の見える区間! 「抜海駅~南稚内駅」
抜海駅です。
この駅は最北の秘境駅として巷で有名らしい。
ちなみにあとで出てきます。
ちなみに次は南稚内です、「稚内」とある通り宗谷本線はいよいよラストスパートに入ります。
そういえば宗谷本線という路線は筆者の中で何故か海っぽい感じの景色が浮かんでたんですが海が見えるところなんてないと思った方がいいです、この区間を除いては....
少し高台となってるこの区間
海が見下ろせる!
そしてカーブがあるからか減速して走行していました。
もしかしたらたまたまかもしれませんが、少し長めに見ることが出来ます。
南稚内です。
稚内駅よりこっちのエリアの方が栄えているらしいです、ちなみに前述した天北線は当駅で宗谷本線と合流して稚内駅に向かっていました。
南稚内から数分、遂に列車は終着に...
日本最北端! 終点「稚内駅」
旭川から18時間!
稚内に到着です!!
これにて宗谷本線を完乗しました!
いつかは最南端の枕崎も行きたいと思います
これにて宗谷本線のおはなしはおしまい。
その後...
駅前にやってきました
この線路は稚内駅を改築した際に若干南寄りに動いてしまったため、以前の終着部分を残したんだそう。
ここがガチの最北端
ここが最北端…
最北端にタッチ!
ちなみに今回は北海道&東日本パスを使っての行程だったのですが、ここからはこの切符を利用して東京まで帰ります!
しかし、道内鈍行はちょっと辛い…
そんな人に有料で道内の特急が一日乗り放題になるオプション券があるのですが今回は贅沢してそのオプション券を購入し函館まで特急で行きたいと思います!
がしかし、
繁忙期の現在そのオプション券が使えないとのこと、窓口でそう言われたときは背筋が凍りました。
その後のその後、
今思えばこんなにも哀愁漂う写真を撮れた自分がすごいと思う、ここまで悲しげに見えるシュウマイ弁当は生まれてはじめて。
とここで絶望ポイントを3つにまとめて紹介…
1.切符買えなかった。
上述の通り買えなかったこと、だって今日の夜には函館、なんなら青森への船に乗ってるはずなのにそれが一気に崩れたわけ、何より名寄あたりでホームシックが消えたって言ってましたがあれは今日の夜には本州に近づけるという安堵からのものでした。
今日バイトないはずなのにあるって気づいた瞬間にとてつもなく近い。
2.ホテルキャンセルしちゃった。
どういうことかっていうとオプション券使おうって思ったのが昨夜の名寄の宿でのこと、最初の予定じゃ夜の普通列車で旭川に戻って旭川で一泊する予定でした。ってことは元に戻っただけじゃん、一件落着おめでとうってやかましいわ。その際そのまま函館行けるから旭川のホテルキャンセルしたろってことでキャンセルしちゃったこと、そしてキャンセル料とられてること
(何よりホテル側に申し訳ない…)
3.次の列車が6時。
正直特急の発車時間が1時間後だったから「うわぁー残念もっと居たかったー」って気持ちでした。そしたらなんてびっくりいっぱい時間を貰えたばんざーいって訳、
正直こういう場所って観光地が駅に近くない気がする、勿論ここもそう。
もし行けるなら日本最北端の地・宗谷岬に行きたかったけれどもお金に余裕がなかったからパス。
結論から言うと筆者は計画性のないバカということ、
こらこら分かってるけど悲しいからバカとか言うな、泣くぞ。
んで何をするか迷った末導いた答えが…
15㎞先の駅まで歩こうってコト。
はいはい、バカとか言わない。
説明すると行先は2つ先の駅の抜海駅
この駅は最北の秘境駅なんて言われてたりして有名なんです。
多少気になっていましたが、アクセスが不便なため行ってみようと思う気にはあまりなれませんでした。
しかしこの際のことだから抜海駅に行ってみようってなったわけです。
ちなみに道中このような景色が長時間見れます。
筆者は北海道のこのような景色に憧れがありましたので道中も楽しめるというメリットもあり抜海駅へ向かうことにしました。
さっき東京駅まで南下するという壮大なことを言ったわけなんですけどその前に抜海駅へ向かいたいと思います。
次回の記事は稚内駅から抜海駅へ15㎞歩く話ををお届けしたいと思います。
ちなみにしっかり完走しました…
Thank you for watching!